イネ科の花粉症そして・・・赤ちゃんと花粉症について
2023年05月09日
スギ花粉やヒノキ花粉の飛散が終わり、イネ科の花粉が飛散する時期となりました。
イネ科??何だろう?と思われるかもしれませんが、意外と身近なところにイネ科の植物は生息しています。
イネ科の植物であるカモガヤやハルガヤは雑草として河川敷や草地など多くの場所で見られます。
何が厄介かというと、子ども達の遊びの場に多く生息しているということです。
イネ科の花粉症は初夏から秋にかけて飛散が活発になります。
まさにこれからが本格的なイネ科花粉症のシーズンとなります。
この時期に「くしゃみをする」「鼻がムズムズする」「目がかゆい」などの症状がある場合はイネ科の花粉症かもしれません。
花粉症は症状が軽いうちに内服治療を始める方が効果が高いとされています。
お困りの症状のある方はお早目にご受診下さいね。
それでは、SNSでご質問をいただいておりました「赤ちゃんと花粉症」についてお話させていただきます。
Q.早い子では0才の春に花粉を受け次の春には発症するのですか?
A.花粉症は、空気中の花粉が目や鼻の粘膜に入り抗体を作ってしまうことで起こるアレルギーです。早くて1歳くらいから花粉症になる可能性があります。小さなお子さんの場合は風邪との区別が難しいと思いますが、花粉が飛散する時期に「くしゃみ」「透明な鼻水」「目のかゆみ」がある場合は、一度診察を受けた方がよいでしょう。
Q.発症を遅らせるために日頃気をつけられることはなにかありますか?
A.花粉症対策は、花粉をできるだけ浴びないようにすることです。
花粉が飛散する季節は洗濯物の外干しを避ける、部屋をこまめに掃除するなどが有効です。
小さなお子様の花粉症で悩まれている方へ
花粉症の治療は花粉飛散が少ない時期からお薬を内服する「初期療法」がおすすめです。症状が出る時期を遅らせたり、早期に症状を緩和させることができます。小さなお子様は外遊びも多いため、上手く花粉症と付き合うために、早めに医療機関を受診しましょう。
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